佐藤 豊 YUTAKA SATO

株式会社サトー / 代表取締役

フェニックスでのあなたの役割について教えてください。

私はニットという素材に無限の可能性を感じてこの工場を運営しています。ですから、ニットが主力製品であるフェニックスにとって強みになるような工場でありたいと思っています。そのなかで、特に力を入れているのが新しい編み地などの開発です。新しいものを生み出すには大きなエネルギーが必要ですが、たとえ採用されるか分からなくてもすべてはそこから始まると思っています。まだこの世にないものをゼロから作る面白さと、それを続けていくパワーはスタッフの誇りにも繋がっていると思いますね。
そのなかで、私の仕事は雑用です(笑)。縁の下の力持ちというか、スタッフが高い志を維持できるように、細かなところに目を配ることが大切だと思っています。生産でも開発でも。みんなやるべきことに集中していると意外に行き届かないところというのが出てくる。わたしはそういう部分をきちんとケアしていくことも大切だと考えています。

仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。

新しいことに挑戦していると、常に課題が生まれます。その問題解決は私の得意な領域で、なぜ問題が起きたか推論し、仮説を立てて検証していく。しかし、そうするとどうしても生産性を上げることは難しい。ですから、課題解決の方法論をナレッジとして蓄積して、再現性を高めて生産効率をアップさせなければいけないのですが、大変難しいですね。
少ない人数でやりくりしているので、攻めの開発を担当する三井と、守りの安定性を発揮する原、そして私の三人四脚でオリジナリティの高いニットを作るための体制作りを目指しています。ただ、多くの生産背景を持つフェニックスのなかで、弊社のような個性的な工場が合っても良いと思っている部分もあります。

仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。

山が好きなので、本当は時間があったら山登りに行きたいです。が、なかなかそうもいかないので、ゆっくりできる時は寝転んで山の写真を眺めたりしています。幸い周囲には美しい山々があるので、そうした自然環境に癒やされていますね。
また、もともと理論物理学を専攻していて、素粒子などの世界が好きなので、その辺の書籍を読んで違う次元の出来事に想いを馳せている時間が多いです。

あなたにとってフェニックスはどのような存在、場所でしょうか?

大げさではなく命の恩人という想いがあります。私たちが大変で絶望しているときに手を差し伸べてくれ、活かしてくれた。それが私にとってフェニックスという存在です。人を喜ばせるのが好きな会社というか、どこか少年のようなところのある会社なので、一緒に仕事をしているとワクワクさせてくれます。ただ金儲けのためのビジネス一辺倒では無く、なにか世の中を驚かせたい、ビックリさせてやろう、そんなクリエイティブマインドを感じますよね。こうして今ももの作りをさせてもらえていることは、なにか使命を負っているのだと考えて、フェニックスが人を喜ばせる手伝いをしていきたいです。