1980

1980会社設立


当時の日本は高度経済成長の流れのなか、海外製品の輸入や文化の流入が大きなトレンドとなり、欧米のファッションアイテムなどが一気に花開いた時期でした。そうした時代背景の流れで、フェニックスインターナショナルはファッションビジネスの商社として誕生しました。

1988好景気に沸く日本の象徴的産業へ


時代はソウルオリンピックに沸き立つ頃、先代の代表取締役だった長ケ部 良一が入社。時代は好景気に押され、さまざまな産業が急成長していた時代です。とくに、ファッション産業は当時の日本でも花形の業態となり、更なる発展を目指した取り組みが求められる時期でもありました。

1990

1990時代は平成、新たな時代への挑戦


時代は平成へと移り、ファッション業界にも新たな流れが生まれ始めていました。流行とともに変化する顧客ニーズに対応するべく、私たちも成長と革新を続け、商社的なポジションに加えてメーカー的な機能への道を模索し、挑戦を始めます。

1992中国で自社工場を設立


好景気の終焉を迎え、もの作りに関わる産業が一気に冷え込み始めたとき、当時の事業展開を担っていた長ヶ部は中国にニットの生産拠点を設立することに注力します。これが、現在の「蘇州荻馬針織服装有限公司(DIMA)」です。

1993本社を渋谷区・恵比寿へ移転


本格的な不景気に見舞われる日本で、製造業にも大きな変革が求められていました。いち早く時代の流れを捉えていたフェニックスインターナショナルは、中国の生産拠点を武器に少しずつ規模を拡大し、本社を移転しました。

1997布帛・レザー素材のOEM事業を開始


高品質と低価格の両立を目指すファッション業界において、商社機能を持ったメーカーに求められる機能も多様化してきました。そこで私たちは新たな局面として、中心となるニット製品を軸に布帛とレザーのOEM事業を開始し、事業の幅を広げていきます。

1999新たなミレニアムを迎えて


2000年を目前に控え、新たな時代の到来に「失われた10年」と言われていた日本も希望を見出していました。現・代表取締役の脇坂 大樹が入社したのもこの時期で、フェニックスインターナショナルは規模を2倍近くに拡張していきました。

2000

2001生産拠点を拡大


中国での生産が軌道に乗り、キャパシティの拡大を求められた私たちは、中国・蘇州のDIMAに加えて「蘇州飛昵長馬針織服装有限公司(CHANGMA)」を設立しました。主力事業であるニット製造のバリエーションを増やし、生産規模を増大することでクライアントニーズに応えていきました。

2005オンリーワンの製造業を目指して


多くの製造業が生産拠点をアジアに移してから久しく、事業バリューの明確化が求められた私たちは、品質を担保するための検品専門工場「蘇州瑞爾楽服飾有限公司(REAL)」と、素材開発の「裕得紡績有限公司(IDEA)」を設立。さらにプライベートブランド「SIDE SLOPE」事業を開始します。

2010

2010更なる飛躍を目指して


「失われた20年」と言われるまでに景気回復に苦しむ日本でしたが、フェニックスインターナショナルは更なる飛躍を目指し、「Li & Fung Group」のメンバーとして参画。事業拡大とスタッフの増員に伴い、翌年にはオフィスを品川区・大崎へと移転します。

2015Forward Apparel Limitedへ社名変更


中国の生産拠点を背景に、技術、品質の向上はもとより、さらなるクライアントニーズに対応するべく、新しい企業の体制として社名を「Forward Apparel Limited」へ変更。新体制のもと、ニット、布帛、レザーやカットソーなど、さまざまなアイテムの製造にも対応し、工場などとの連携をさらに強化していきます。

2018新生フェニックスインターナショナルへ


平成が終わろうとする2018年、新たなステージを目指して「Fung Group」から離脱し、社名もフェニックスインターナショナルへと戻しました。しかし、ただ昔に戻るのではなく、さまざまな経験を活かして成長した私たちは次の「Fenix」を目指して飛び立ちます。

2019新天地を目指して広尾へ移転


2019年1月、新生フェニックスインターナショナルは渋谷区・広尾に拠点を移します。変わったのは場所だけではありません。組織体制から見直し、自分たちのコアバリューをみんなで見つめ直し、考え、トライする。こうして、新しい歴史を紡いでいく場所として、新オフィスは誕生しました。