闕 呂豐 LUFONG CHUEH

フェニックス東京本社 / 生産部

フェニックスでのあなたの役割について教えてください。

わたしは台湾出身で、日本に来て13年目になるのですが、服飾の専門学校と大学院を出た後にデザイナーズブランドでEC部門を担当していました。でも、もっともの作りに近い場所で働きたいと思い、フェニックスに入社しました。
今年で3年目になりますが、現在では生産部のチームキャプテンを任されています。4つの工場ごとにチームキャプテンが振り分けられ、それぞれの下にチームメンバーがいるのですが、わたしのチームには2名のメンバーがいます。彼らの役割を明確にして、フォローしながらチームのパフォーマンスを上げることが私の仕事です。モチベーションの維持と進捗管理、問題予測と早期解決など、日々成長を目指して取り組んでいます。
また、中国語ができることもあり、重慶の「喜多ニット(KIK)」のキャプテンも担っています。生産においては納期や工程に関して大小問わず課題が発生するので、それがトラブルに発展しないように、現場の文化や職人のメンタリティを理解して進めていくことが求められます。そのため、重慶の工場にはほぼ毎月出張し、チームのみんなに共有することなども大切にしています。

仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。

生産部という独立した部門になったことで、生産を担うスタッフの意識がはっきり変わったと思います。やるべきことが明確になったので、それぞれの状況や問題の予測が正確に把握できるようになりました。そのぶん責任範囲もはっきりしてきたので、仕事の仕方や教育の方法論を確立させて、全体のレベルを統一させていく責任を感じています。
また、チームリーダーとしてマネジメントに関する勉強を強化しています。生産に関するキャリアも短いので、現場に足を運ぶ機会を増やして知識や経験を積む必要性も感じています。これは部全体の課題でもありますが、今後は工場側のモチベーションを理解し、目標設定も一緒に目指すことが大事だと思っています。工場との交渉は簡単ではありませんが、心を通わせて同じ目標を目指せれば、生産部としてより強固なチームワークが発揮できるのではないでしょうか。
こういうことが考えられなかったことは今までの課題だと思いますが、逆にこれからは生産部として確立されたからこそ、目標達成のためにみんなで知恵を絞り、力を合わせていけるチーム作りを目指しています。

仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。

休日でも自発的に仕事の役に立つことは取り入れるようにしています。マネジメントや交渉力など、コミュニケーションスキルはまだまだレベルアップしないといけないという想いがあります。また、工場からの連絡などが来たら、休日でもできるだけスムーズに返します。先週起きた出来事の振り返りと、翌週の準備をしている方が安心できる部分も有ります。
あとは去年子供が生まれたので、散歩したり近所のパン屋さんに出かけたり、家族で過ごす時間は大切にしています。家族の存在が仕事に対する一番のモチベーションになるので、週末でも努力したいと自然に思うのです。

あなたにとってフェニックスはどのような存在、場所でしょうか?

ただのもの作りの会社では無く、企画と営業が一体となったひとつのブランドだと思っています。生産部もその一助になると思うし、そのための努力は惜しまないつもりです。はやく上司の喜多を追い越して安心させたいですね(笑)。チャレンジさせてくれる社風は、個人的に期待を持っています。さらに社内の他部署ともコミュニケーションを活発にして、楽しく仕事ができるようになりたいです。
先日、脇坂さんと一緒に台湾へ出張したのですが、その際に「実家に寄っておいで」といってくれたので、久しぶりに実家へ帰ることができました。向こうの家族が日本に来てくれることは多いのですが、休みが合わず私から帰ることがなかなかできなかったので嬉しかったです。
そういう会社は他に無いと思っているので、これからも新しいことに挑戦していく会社であって欲しいです。そして、10年後に頑張って良かったなと思えるように私も努力していきたいと思います。