沈 林 LIN SHEN
重慶喜多針織有限公司 / 営業部長
フェニックスでのあなたの役割について教えてください。
2010年に入社して、現在は営業部長として営業に関する全般を担っています。日本のフェニックスで3年ほど研修を受けたこともあり、蘇州の「蘇州荻馬針織服装有限公司」にいたこともあるので、重慶における「小さなフェニックス蘇州」のような仕事が自分の役割だと思っています。サンプルの生産から出荷まで、すべての工程に関わることで納期や品質の管理を行っています。
日本に興味があり、日本語を勉強しましたが、最初はこの仕事にそんなに積極的ではありませんでした。でも、仕事を任されるようになったら色々な仕事の意味が分かるようになってきて一気に面白くなってきた。いまでは自分の提案が気に入ってもらったときなどにとてもやりがいを感じています。
仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。
もともと総経理だった喜多さんがフェニックス東京チームへ移り、葉総経理に代わったことで、もっと自分がやらなければいけないことが明確になりました。経営や工場の在り方、売り上げと利益の関係やビジネス的な思考がもっと必要だと感じています。工場の立場だけでなく、お客様の立場になって物事を見られるようになってきたので、そのぶん視野が広がったと同時に課題も見えてくるようになりました。
また、サンプル室の責任者でもあるので、オーダーを取ってくる営業という立場から、お客様目線で色々な提案ができるように試行錯誤を繰り返しています。「これでいい」ではなく、「これが良い!」といってもらえるものを提供していかなければ、オーダーには繋がらないと思います。そのためにも、最近は糸や生地などの原料にも興味が湧いてきました。お客様は何が欲しいのか、なにを求めているのか、フェニックスグループとしてのストロングポイントをしっかりと付けていきたいですね。
仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。
ちょっと太りすぎてしまったので、家で運動しています。最初は辛かったけど、最近は少しずつ気持ちよくなってきました。私はトーインという場所から通っていて、片道2時間かかります。その間は音楽を聴いて仕事モードとオフモードの良い切り替えになっています。
あとは旅行によく出かけます。奥さんとは一年に一回、二人きりで国内旅行に出かけます。そして、半年に一回は友人たちと旅行へ出かけます。美しい景色、楽しい会話、そして一緒に食事をして夜は麻雀をしたり、釣りに出かけたり。これは最高に楽しい。
あなたにとってフェニックスはどのような存在、場所でしょうか?
フェニックスはいつも、もの作りやお客様に対する熱い想いを伝えてくれます。仕事を始めたばかりの頃はお客様に迷惑をかけてしまうこともあり、怒られることもありました。そうやって仕事に真剣に向き合うようになり、慎重になり、いろんなことを学ばなければいけないと思うようになりました。その厳しさがなければきっと駄目だったと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。
きっと喜多さんは私たちのことを今でも気にかけてくれていると思いますが、その信頼に応えて行くと同時に、安心させて葉総経理のサポートができるようになりたい。そうやってお互いに成長しながら、いつまでも兄弟のようなチームでいられたらと思っています。