楊 興生 YANG XING SHENG

蘇州荻馬針織服装有限公司 / 総経理

フェニックスでのあなたの役割について教えてください。

「蘇州荻馬針織服装有限公司」という工場は、フェニックスにとってニット製造の要であるという責任感をもって取り組んでいます。私はそのすべての責任を負っています。具体的には幹部スタッフや管理部門のスタッフをまとめ、意識レベルや目標を統一させること。スムーズに工場を運営していくために必要な交渉や環境を整えることに全力を注いでいます。
また、経営者としてチーム全体をリードしていくことはもちろん、スタッフの感情的な変化を気に掛け、必要なケアを行うことも大切な私の仕事です。社員の誰であってもなにか困ったことがあれば、それは職務以外のことであってもサポートしています。そうすることで、スタッフは安心して仕事ができるだけでなく、自分の仕事や職場に愛を持って取り組むことができます。生活の面でも困ることがないように配慮することは、すべて親密なコミュニケーションが鍵です。だから、私の部屋のドアはいつでも開けておくようにしています。

仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。

一流のクライアント、一流のブランドの製品を扱い続けることは、私たちのプライドであり目標でもあります。一流の製品を作る一流の工場であり続けたい。そのために必要なことをみんなで話し合い、常に考え、トライし続けることが私たちの挑戦です。
そのためには更なる品質の向上、技術力のバリエーションや対応力なども強化していく必要があります。工程で見直すべきところは班長などとも常に確認しながら話し合っていますし、スケジュールも臨機応変に対応できる瞬発力を磨く必要があるでしょう。つまり、現状に満足せずにアップデートし続けていくことが私たちの責任だと思っています。最終的にそれがお客様の信頼に繋がり、私たちにしかできないもの作りの関係を築けたら嬉しいですね。

仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。

工場は土日も稼働しているので、当然私も休むことはありません。というより、この職場が大好きなので、ここにいないと落ち着かないのです(笑)。
麻雀なども嫌いではないのですが、唯一の楽しみは仲間とお酒を飲むこと。飲んで喋って、一緒の時間を共有することが一番幸せです。あとは時間があるときに料理をするのは好きですね。朝起きて食材を買いに行き、好きな料理を作ってみんなで食べるのですが、美味しそうにしてくれると嬉しいですね。

あなたにとってフェニックスはどのような存在、場所でしょうか?

フェニックスの人たちはみんなとても親切です。ですから、このフェニックスを含め、この工場やいまの仕事は私の人生の真ん中にあるのです。東京のスタッフもいつも私たちを気に掛けてくれているのは本当に嬉しい。ですから私たちは誠心誠意、真心を持って良いものを作り、フェニックスやその先のお客様が喜んでくれることをなによりも大切にしているのです。例え中国中からニット工場が無くなったとしても、最後まで残るのは私たちです。それがフェニックスへの責任だと思っています。